妊娠9か月で引越し。体が動かない中で、今なら先に決めたい3つのこと

私は、妊娠9か月のときに引越しをしました。
夫の仕事の都合による引越しでした。
転勤族の家庭で育ち、これまで何度も引越しを経験してきた私。実家を出てからも、妹との二人暮らしや一人暮らしをしていたので、引越しには慣れているつもりでした。
それでも、妊娠9か月での引越しは、本当に全部が大変でした。
何をすればいいか分かっていても、体が思うように動かない。出産や里帰りを控え、時間にも気持ちにも余裕がない。近くに頼れる人もいない。
早く片付けられたのではなく、早く終わらせるしかなかった。
今、整理収納アドバイザーとして振り返ると、あの頃の私に必要だったのは、もっと頑張ることではありませんでした。自分で決めたいことは大切にしながら、安心して頼れる人だったのだと思います。
妊娠9か月。引越しに慣れていても、体は思うように動かなかった
荷物を分ける。
段ボールへ詰める。
新居へ運んだ荷物を開け、生活できる状態に戻す。
引越しで何をするのかは、経験から分かっていました。
けれど、頭では「これをやらなきゃ」と思っていても、お腹が大きくなった体は、いつものようには動きません。
出産はもうすぐ。里帰りする直前でもあり、のんびり片付けている時間もありませんでした。
たしか、1週間もかからずに片付けを終えたと思います。
でも、それは私に余裕があったからでも、引越しが得意だったからでもありません。
頼れる人が近くにいない中で、できることを必死に終わらせただけでした。
引越しが大変だった3つの理由
1.やることは分かっていても、体がついてこない
引越しは、モノを箱に入れるだけではありません。
一つひとつ手に取り、新居へ持っていくかを考え、使う場所ごとに分けて梱包する。新居では箱を開け、収納場所を決めながら戻していく。
小さな判断と作業が、何度も続きます。普段ならできることでも、当時の私には一つひとつが大きな負担でした。
2.出産と里帰りを控え、あと回しにできなかった
引越し後、ゆっくり段ボールを開ければいいという状況ではありませんでした。
新しい家で暮らせる状態をつくり、里帰りの準備も進める必要があります。「今日はここまで」と休みたくても、期限が近づいている焦りがありました。
3.頼れる人が近くにいなかった
「これだけ手伝ってほしい」と思っても、すぐに頼れる人が近くにいませんでした。
やることを誰かと分けられないだけでなく、何から始めるか、どこまで終わらせるかも、自分で考え続けなければなりません。
体の負担だけでなく、頭の中もずっと引越しのことでいっぱいだったのだと思います。
今の私なら、先に決めたい3つのこと
当時は、とにかく目の前の作業を終わらせることで精いっぱいでした。
今の私が同じ状況で引越しをするなら、すべてをきれいに片付けようとする前に、まず次の3つを決めます。
1.新居へ持っていくモノ
引越しは、今あるモノをそのまま移動するだけでもできます。
でも、新居で使わないモノまで梱包すると、運ぶ箱が増え、荷解き後にも「これはどこへ置こう」と迷うことになります。
全部を一度に見直せなくても、しばらく使っていないモノや、新居では使う場面が思い浮かばないモノだけでも確認しておく。引越し前に少し整理できると、梱包と荷解きの負担を減らせます。
2.新居で最初に開ける段ボール
すべての段ボールをすぐに開ける必要はありません。
洗面用品、着替え、寝具、充電器、必要な書類など、新居に着いた日から使うモノをまとめておく。それだけでも、たくさんの箱の中から必要なモノを探さずに済みます。
最初に開ける箱は、新居での暮らしを始めるための箱です。
最初に開ける段ボールから収納を考える方法は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
12回の引越しで気づいた。新居の収納は、最初に開ける段ボールから考えられる
3.暮らし始めるために、先に整える場所
引越し直後から、家全体を完成させなくても大丈夫です。
まずは、眠る、着替える、食べる、洗うといった毎日の生活に必要な場所から整えます。
飾るモノや使用頻度の低いモノは、あとからでも決められます。「全部終わらせる」ではなく、家族が暮らし始められる状態をつくることを優先します。
「頼めること」と「頼みたいこと」は、少し違った
引越し業者さんには、荷造りや荷解きをお願いできるサービスもあります。運ぶことや作業を進めることのプロとして、とても頼れる存在です。
それでも当時の私は、自分の持ち物をあまり触ってほしくない気持ちがあり、お願いすることに少し抵抗がありました。
家の中には、見られたくないモノや、自分で判断したいモノもあります。
どこまで触ってもらうのか。
何を残し、どこへしまうのか。
作業をお願いできれば誰でもいい、ということではなかったのだと思います。
自分の気持ちを聞いてもらいながら、任せるところと、自分で決めるところを一緒に整理できる人がいたら、もっと頼りやすかったのかもしれません。
子どもがいる引越しにも、また違う大変さがあった
その後、今の新居へ引越したときには、すでに息子は3歳。
妊娠中とは違って体は動いても、今度は自分の都合だけでは進められません。
梱包を始めたところで呼ばれたり、開けた段ボールを途中のままにしたり。やりたい順番があっても、そのとおりには進みません。
引越しの経験が増えたからといって、いつでも同じようにできるわけではありませんでした。
妊娠中なのか、小さな子どもがいるのか、仕事をしながらなのか。そのときの家族や暮らしによって、引越しの大変さは変わります。
できないのは、段取りが悪いからではなく、今の自分だけでは抱えきれない量になっているからかもしれません。
引越しを終えるのではなく、暮らしを始めるところまで
今の私が妊娠中に引越しをするなら、整理収納アドバイザーに、引越し前の整理から新居での収納づくりまで相談したいと思います。
ただ荷物を箱へ入れ、箱から出すだけではありません。
新居へ何を持っていくのか。新しい家のどこで使うのか。誰が、どこへ戻すのか。暮らし始めた日から困らないために、何を先に整えるのか。
そんなことを一緒に考えてもらえたら、体の負担だけでなく、頭の中の負担も減らせたはずです。
引越しは、荷物を新しい家へ運んだら終わりではありません。段ボールを開け、モノの行き先を決め、家族が暮らせる状態をつくるところまで続きます。
Rakutokiでは、引越し前の整理、新居での収納づくり、暮らし始めてからの見直しまで、その方の状況に合わせて一緒に考えます。
「全部を任せるのは抵抗がある」「自分で決めたいモノもある」という気持ちも、そのままお聞かせください。必要なところだけ頼る方法を一緒に整理できます。
引越しのタイミングで整理するメリットは、こちらの記事でもご紹介しています。
引越したら片付く?引越しのタイミングで整理収納をおすすめする理由
今回のもとになった、妊娠9か月での引越しの体験はnoteにも書いています。
妊娠中の体調や経過は一人ひとり異なります。引越しを予定している方は、ご自身の体調を最優先に、無理のない進め方を考えてください。
引越し前後の整理や、新居での収納に不安がある方は、まずは30分の無料相談で、今の状況をお聞かせください。







