blog

片付ける時間がなかった、あの頃の私へ

rakutoki

「片付けたい。でも、そんな時間どこにあるの?」

子どもがまだ小さかった頃、ずっとそう思っていました。

手がかかる子どものことで頭がいっぱいで、片付けにまで気が回らない。

散らかった部屋を見るとイライラするし、なんとなく落ち着かない。

なんとかしたいのに、できない。

そのもどかしさを抱えたまま、毎日を過ごしていました。

特に置きっぱなしになっていたのは、毎日よく使うモノでした。

カバン。
郵便物。
飲み物や食べ物。

帰ってきたら、とりあえずテーブルやカウンターの上へ。

時間があるときに片付けても、気づけばまた同じ場所に置いていました。

そして、どこへ置いたか分からなくなって探す。

ただでさえ時間がないのに、探し物でまた時間がなくなる。
見つからないことにも、散らかっていることにもイライラする。

片付ける。また置く。探す。また片付ける。

ずっと同じことを繰り返していました。


子どもが大きくなれば、もう少し時間ができる。
そうしたら、家も自然と片付くと思っていました。

たしかに、成長とともに手がかからなくなる部分はあります。

でも、暮らしの根本が同じままなら、形を変えて元に戻ります。

忙しいから、とりあえず置く。
時間ができたら、まとめて片付ける。
また忙しくなって、元に戻る。

子どもの年齢だけが原因ではありませんでした。


当時の私は、片付けに困ると収納グッズを買っていました。

これがあれば、今度こそ片付くかもしれない。

そう思って買ってみるけれど、サイズが合わなかったり、使い方が暮らしに合わなかったり。

結局うまく使えず、収納グッズそのものが増えていきました。

先に必要だったのは、収納用品ではありませんでした。

カバンをどこに置くのか。
郵便物は、家に入ってきたあとどこへ行くのか。
よく使うモノを、どこなら無理なく戻せるのか。

それが決まっていなかったから、毎回「どこに置こう」と考えて、とりあえず置くのが一番ラクになっていたんです。


今は、よく使うモノに定位置をつくっています。

でも、いつもきれいに戻しているわけではありません。

普段は、使いやすい場所に置いたままでもいい。

来客時など、いざというときに片付けられる場所と余白だけは、用意しておく。

ずっと何も出ていない家ではなく、必要なときに戻せる家。

それで十分でした。

定位置と余白をつくってから、探し物とイライラは圧倒的に減りました。
突然の来客にも、以前ほど慌てません。

完璧に片付け続けられるようになったのではなく、散らかっても元に戻せるようになったからです。


一人じゃ、無理だったよね。

片付ける時間を無理やり増やそうとしても、戻すための仕組みがなければ、また同じところで止まってしまう。

でも、一度仕組みを変えたら、あとは元に戻すだけになる。

「戻す場所がある」という感覚を一度体験すると、片付けは少しずつ、自分でもできることに変わっていきます。

今、整理収納の仕事をするようになって、何年も一人で悩んでいたことが、誰かと一緒に見直すことで動き始める場面を見てきました。

全部を一日で片付けられるとは限りません。

それでも、どこで止まっているのかが分かれば、その日のうちに進む方向が見えることはあります。

片付けも、一人で何とかしなければいけないものではありません。

相談だけでもしてみる価値はあるよ。
生活が変わると、気持ちも変わるから。

あの頃の私には、そう伝えたいです。


もし今、

「片付ける時間がない。でも、なんとかしたい。」

そう思っているなら、まずはテーブルやカウンターにいつも置いてしまうモノを、一つだけ見てみてください。

それを使ったあと、無理なく戻せる場所は決まっていますか?

決まっていないなら、片付ける時間が足りないのではなく、戻す場所に迷っているだけかもしれません。

Rakutokiでは、今の暮らしや家族の動きに合わせて、散らかっても自分で戻せる仕組みを一緒につくっています。

「何から変えたらいいか分からない」という段階でも大丈夫です。
お気軽にLINEからメッセージを送ってください。

profile
岡本綾香
岡本綾香
整理収納アドバイザー
三重県津市|整理収納アドバイザー1級
クリンネスト1級| 住宅収納スペシャリスト
整理収納サポート時間100時間以上
1児の母|2LDK平屋暮らし

12回の引越しや、
家事が苦手だった経験をきっかけに、
「頑張らなくても暮らしが回る仕組み」 を
大切にしています。
記事URLをコピーしました