来客前に、とりあえず収納へ押し込んでいた話

誰かが家に来るとなると、前日はいつもバタバタでした。
見えるところだけ、とにかく片付ける。
もっと正確に言うと、片付けるというより「隠す」でした。
「きれいにしなきゃ」ではなく、「隠せば何とかなる」だった
正直に言うと、「きれいにしなきゃ」とは少し違いました。
隠せば何とかなる、と思っていたんです。
人が来る前日、出ているモノを収納の中に全部押し込んで、扉を閉める。
「よし、これで大丈夫」
そう思いながらも、心のどこかではいつもヒヤヒヤしていました。
間違って扉を開けられたらどうしよう。
何かを取り出そうとしたら、押し込んだモノが崩れてくるかもしれない。
見えるところは整っていても、本当に片付いたわけではありませんでした。

SNSで見る「きれいな部屋」は、別世界だと思っていた
SNSで見る、きれいに片付いた誰かの部屋。
「こんなにきれいな家、自分には無理だな」
そんなふうに、どこか別世界のことのように感じていました。
だから、人を家に呼ぶこと自体に、ものすごく抵抗があったんです。
転機になったのは、家を建てたことでした
そんな私の暮らしが変わり始めたきっかけは、家を建てたことでした。
せっかく建てた家を、今度こそきれいに保ちたい。
そう思っていた頃、家を建てていただいた工務店で、お手伝いの仕事をするようになりました。
仕事では、限られた時間の中で、どうすれば効率よく掃除ができるのかを考える必要がありました。
そこでたどり着いたのが、クリンネストという掃除の資格でした。
学んでいくうちに気づいたのが、掃除と片付けは切り離せないということ。
床にモノがあれば、掃除を始める前に移動させなければいけません。
収納の中に押し込めば、必要なモノを取り出すたびに崩れてしまいます。
私は片付けているつもりで、実は掃除や日々の暮らしを面倒にする収納をつくっていたんです。
そこから少しずつ、「隠すための片付け」ではなく、「掃除や暮らしがラクになる片付け」を考えるようになりました。

隠す片付けから、戻せる仕組みへ
今は誰かが来ることになっても、来客前に慌てて収納へ押し込むことはなくなりました。
もちろん、暮らしていれば家の中が散らかることはあります。
それでも以前と違うのは、モノの戻す場所が決まっていること。
散らかっても、どこへ戻せばいいのか迷わないので、短時間で整えられるようになりました。
「隠さなくても大丈夫」になったのは、私が急に片付け上手になったからではありません。
戻しやすい仕組みに変わったからだと思います。
おわりに
「来客前だけ頑張って隠す」
これをやったことがある方は、きっと私だけではないと思います。
隠すこと自体が悪いわけではありません。
ただ、それを毎回繰り返すのは、正直しんどいですよね。
もし、
「いつも来客前にバタバタしている」
「隠しても、心のどこかでヒヤヒヤする」
という方がいたら、一度、収納の中をきれいにすることよりも、普段から戻しやすい仕組みになっているかを見直してみませんか。
「何から始めたらいいか分からない」という状態でも大丈夫です。
今の暮らしで困っていることから、一緒に整理していきます。お気軽にご相談ください🌿







